間違えた人

ナンパをすると、色んな経験に遭遇する。

声をかけた時に、ゴミを見るような嫌悪の目を向けられたり、

自分がそこに存在しないかのように振る舞われたりする。

そんな反応に、少なからずショックを受ける。

自尊心を傷つけられる。

でも、この構図の中で、誰一人として間違っている人はいない。

皆それぞれ、正しいと思う価値観を身につけて生きている。

その価値観を重ねた時に不協和音が生じた出来事に対して

人間は拒否反応を示す。

その不協和音のズレ具合が大きければ大きいほど、

負の反応が強く出る。

どんな価値観でも、ある意味では正しいし、

ある意味では間違っている。

唯一正しい価値観なんて、存在するはずはない。

 

問題なのは、その価値観に対して、どれだけきちんと考え、

責任をもっているのか。

その側面だけが重要なのだ。

もし、誰かの価値観を聞いて、納得できれば、

賛成はできなくても、受け入れることはできる。

そうした時、きちんと謝ることができる。

 

こう考えると、器の大きさというのは、どれだけ多くの

価値観を受け入れることができるのか?ということだ。

器の大きな男とは、普通の人じゃ考えられないくらいの価値観を

受け入れられる人なのだ。

そのためには、不協和音がなるたびに、その理由を自分なりに

考えて新しい価値観を受け入れなければいけない。

そんな人に、僕はなりたい。

だから、歩みは絶対止めない。

これも、グローバルリーダへの必要不可欠なステップだ。

絶対、大きな器を持った男になってやる。

静かに、静かに、心に誓った。