石がないのにつまずくことはできるのか。
今日はつまずくことについて考えてみたい。
私達の基本的な移動手段は徒歩である。
他にも沢山移動手段はある。
自転車、電車、バス、車、タクシーなどなど。
でも、最も人間が古くから使っている移動手段は徒歩であろう。
そもそも、道具を使わずにできるので最も身近であるとも言える。
普段道を歩いている時、私達はこけ方を意識することはあるだろうか。
多くの人は歩いている時、目的地を意識する。
何時までに、〇〇に行って買い物して、そこから☓☓に行ってご飯を食べて・・・
と言ったように、目的を考えながら進んでいく。
この時に、こけ方を考える人はいるのか?ということである。
今、私はそうとうおかしなことをゆっていると思う。
普段の生活で、
危ないと思ったら、頭をなるべく体の内側にしまって受身の態勢を取りつつ
つまずいたのと阪大の方の足でバランスを取りながら・・・。
と考えている人がいると、かなりびっくりしてしまう。
では、なぜそれを考えていないのか。
答えは3つ考えられる。
①歩くことに慣れているので、そもそもこける確率が非常に低い。
②小さい頃に沢山コケたため、考えなくても体が覚えている。
③そもそも考えるのがめんどくさい。
では、これが雪道で、下が凍っていたらどうだろう。
歩くだけでつるつる滑る。少し気を抜くと、足を取られてこけそうになる。
そんな状態であれば、こけ方を考えるのではないだろうか。
こけ方を考えられない人は、不安で不安で、先に進めなくなるかもしれない。
こんな状態でもこけ方を考えない人は、おそらく②の人であろう。
こけ方を知り尽くしている人は、おそらくこけることを厭わず、どんどん進んでいくだろう。
これは、人生も同じだと思う。
こけ方、失敗の仕方を知っている人は、ガンガンリスクを取りに行ける。
なぜなら、失敗した時のことをイメージできるから。
人間が最も不安を抱くのは、やり方がわからない時や、結果がわからない時である。
どんなに悪い結果でも、それを突きつけられると時間とともに受け入れられるようにできている。
これが、覚悟を決めるという状態である。
失敗した時のことをシュミレーションし、失敗する前にそれを受け入れるのだ。
これが出来てしまうと、後は強い。
成功を目指してどんどん進んでいくだけだからだ。
上記でいうところの②の人になれるのである。
だから、失敗を沢山経験し、その都度反省してきた人はどんどん成功体質に近づいていく。
失敗の恐怖が消え、挑戦できることが多くなり、挑戦している間も、成功することに意識を集中することができる。
だから普段から、石がなくったって転ぶ練習をしておくべきなのだ。
沢山失敗した人が最後には必ず笑うようにできている。
私はそう信じ、何もない道で、通行人に怪しまれながら、今日もこける練習をする。