無価値の再認識

2日前、女の子を食事をした。

そのこと食事をするのは、これで3回目だ。

いつもどおり、仕事の話をし、

この前行くとゆっていた、ディズニーランドの

感想を聞いたり、友だちの話を聞いたりした。

そして、2時間を過ごしたイタリアンレストランを

後にし、さくらを見ながら散歩をした。

あくまで、駅まで送っていくという呈で。

「桜が綺麗だね。」なんて言いながら、頭のなかでは

どうやって次のステージに駒を進めればいいのか

必死で考えていた。

駅がもう見えている。時間がない。

最後の桜の前に立った時、きれいだと何度も言って

桜の木の前で立ち止まった。

女の子が隣に来る。

そっと髪を後ろからなでてみる。

少し驚きながら後ろを見たけど、ノーグダ。

ここで、次の一言を彼女に向かって投げかける。

「〇〇ちゃん、ちょっとこっち向いて」

「えっ?」

とこっちを向いた瞬間、彼女の唇に自分の唇を近づけた。

戸惑いながら、少し下を向く彼女にお構いなく、

自分の唇を重ねた。

特に抵抗はない。

下を入れてみる。

相手もそれに応じてくる。

期は熟した。

アイスを買って、ホテルに行こうとした。

アイスを買った後、お金がないことに気がついた。

僕は、そのまま彼女を放流し、駅まで送っていった。

男として、クズである。

お金は下ろせばよかった。今考えれば。

そのときは、雰囲気が壊れるのが怖くて、

思いっきりひよった。

帰りの電車で、死にたくなるほど自己嫌悪に陥り、

自分の価値のなさを通関した。

 

昨日。

ストナンをしに、コージさんといつもの繁華街へ行った。

なぜだか、いつもより地蔵が強く出ていた。

コージさんに指名してもらったのに、何人かを見送ってしまった。

見かねたコージさんは、指名するのをやめ、

自分で声掛けに行ってしまった。

一発でオープン。

楽しそうに話しながら、駅の方へ消えていってしまった。

これを見た僕は、かなり焦った。

でも、相変わらず地蔵が抜けない。

こんなんじゃダメだと、なんとか声掛けを続け、

女子大生と24歳のアパレル店員それぞれと会話がオープンした。

女子大生とは、大学の話をしたが、もう帰ると言われ、番ゲできず。

24歳のアパレル店員は、スタバで飲み物を買って歩きながら飲んだ。

職場の人間関係のはなし、3回仕事を変わっているらしく、

初めての職場の人間関係の話を聞きながら、改札まで歩いた。

直前、番号を聞くと断られ、番ゲできず。

こういうこともあるんだなぁと勉強になった。

 

今日

昨日までの2日間を振り返り、自分の価値のなさに絶望した。

考えると、胸が苦しくなり、居ても立ってもいられない。

外は雨が降っている。躊躇しながらも、僕はバスに乗り込んだ。

バスがいつもの道を駅へ向かって走って行く。

何故か、絶望に繋がる真っ黒な道を、ゆっくりゆっくり進んでいる

そんな感覚がした。

駅について見ると、雨にもかかわらず人で溢れかえっていた。

道にスペースがなく、むしろナンパがやりにくい。

そんな気持ちもあってか、昨日よりも更に強い地蔵感覚が

体中に広がる。

怖い。心が重い。もう、帰りたい。何事も起こさず、

いつもの日常へそのまま帰れたらどんなに楽だろうか。

でも、僕は知っていた。

その感覚に従うと、また自分の無価値を認識し、

自己嫌悪に陥ることを。

なんとか気力を振り絞って声掛けするが、ガンシカが続く。

3人目の子には、気持ち悪いものを見るような目でじっと見られ

ガンシカされる。

わかってる。悪いのは、全部自分だ。

自分が勝手に声をかけ、相手の時間を奪っている。

相手の感情、意識の中に、自分という存在をねじ込んでいる。

僕がすべての責任を負わなければいけない。

でも、ひよっこの豆腐メンタルの自分には、その目線の切れ味は

尖すぎた。

心が折れる

少し歩きながら、心を落ち着かせる。

よし、回復してきたと思って声をかけようとするが、声が出ない。

完全に、メンタルがビビってしまっている。

こんなんじゃダメだ。

何度も自分に言い聞かせながら、地蔵になって時間を無駄にしながら

12声掛けをした。

あと、2回声掛けして帰ろう。

そう思って、自分の好みの優しくて丸顔で、ふわっとした雰囲気の

女の子に声掛け。

21歳の専門学生。

会話がオープンするも、連れ出しグダ。

10分だけスタバでお茶しましょうと押し切る形でスタバへ移動した。

ほんとは、こんな無理矢理連れだすのは、僕の理想ではない。

でも、今の自分では仕方ない。

連れ出中、学校の話を中心に聞いた。学校が楽しいらしく、よく喋る。

ただ、恋愛の話になった途端、あんまり覚えてないとか行ってごまかす。

2人の心理的距離がほとんど縮まっていない証拠だ。

学校の話に戻し、もう少し話をしてもらう。

話が途切れたところで、帰ることにする。

帰りに、LINEを交換したが、おそらく返事が来ることはないだろう。

心の距離が、縮まらなかった。縮めることができなかった。

またここでも、自分の価値のなさを通関してしまった。

 

 

僕は、本当に、何をしているんだ。

どうしてこんなに無価値なんだ。

一流のナンパ師は、女の子との心理距離をサクッと短時間で

縮めてしまう。

それが、僕にはどうしてもできない。

どうすればいいんだ。なんで、連れ出しできたのに、

こんなに達成感がないんだろう。

それはきっと、自分の力で何とかできたことがあまりにも

少ないからだろう。

相手の心の距離を縮める。

これを上達させなければ、僕は自分を認められないだろう。

今後はここに焦点を当てて、なんとか成長していきたい。

男として価値のある自分になりたい。

 

強く、強くそう思い、さらなる努力をここに誓う。